Seminarセミナー

受付中

シリーズ「生成AIで変わる教育と学び」②

日 時
2025年7月9日 (水) 11:00~12:00(10:50入室開始)
開催方法
Zoomウェビナー
講 師

高井 哲彦 氏(北海道大学大学院経済学研究院准教授)
立花 優(北海道大学大学院教育推進機構特任准教授)

対 象
高等教育機関関係者(大学院生含む)
参加費
無料
使用言語
日本語
領 域
C:高等教育の動向
備 考
オンデマンド配信あり(北海道大学及び北海道FD・SD協議会加盟校教職員は、視聴可能)
ポスター
ポスターを見る

主催:北海道大学大学院教育推進機構 高等教育研修センター、北海道FD・SD協議会

共催:北海道大学大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター

 ChatGPTが登場し、世間に大きな衝撃を与えてからまだ3年も経っていません。今では、大規模言語モデルを用いた生成AI、そしてそれを用いたサービスが数多く登場しています。全国大学生協連合が調べた結果によれば、大学生の68.2%は生成AIの利用経験があり、その目的は授業や研究、論文・レポート作成が多いようです。また、NTTドコモの調査によると、中学生の生成AI利用率は13.3%と親の9.0%を上回っている状況です。
 大学の授業における利用状況は、どれほどでしょうか。使っていない学生、教員もいると思います。使わない人にとっては、「使わなくても今のところ困っていない」のかもしれません。しかし、もし生成AIの使用者と非使用者で学習成果に差が出るとしたら、それは決して無視できる状況ではないでしょう。
 課題を楽に終わらせたいから、という理由で生成AIを活用する学生ばかりではありません。授業での学びを深めるため、学びの支援のために活用している学生もいます。授業という場において、生成AIはどのように活用できるでしょうか。活用するにしてもしないにしても、その可能性を知らずには判断できません。
 生成AI活用の有無を検討せずに授業を担当できる時期は、もう過ぎています。そこで、授業において生成AIを活用している先生や学生から活用事例をご紹介いただき、皆さん自身の授業について考える機会とするためのウェビナーを開催いたします。

 1回につき、2名の方に話題提供いただきます。一人20分ずつの話題提供後、質疑応答を含めたディスカッションを20分行います。

第2回目は以下の2名が話題提供します。

高井 哲彦 氏(北海道大学大学院経済学研究院准教授)

「経済史」講義における地図・統計等の分析課題で生成AI使用を奨励している。ただし、『Nature』誌のAI Authorshipを参考に、手法・プロンプトを記し、検索結果とは異なる自分の意見の明記を義務付けた。結果として、自分の専門分野におけるAI利用の長短所について毎回100名超の最新事例を得る、貴重な学習機会となった。典型的な誤用や限界、Hallucinationの注意も学生と共有する。しかし、課題回答も生成AIによる事前検証が必要になった。


立花 優 (北海道大学大学院教育推進機構特任准教授)

 初年次生向けの少人数演習授業で、学術的文章に必要な要素と必要な理由をレクチャーし、その内容を受講生に毎回まとめてもらい、それを持ち寄ってグループでレポートセルフチェック用のルーブリックを作成してもらっています。2024年度は各グループが作ったルーブリックをChatGPTの有料版機能であるMyGPTに読み込ませ、受講生が修正中のレポートをセルフチェックする際に使ってもらいました。AIがレポートの修正作成作業の代行者とならないようシステムプロンプトを工夫しました。


このような人にお勧めです 

 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AIを活用している人の実践例を知りたい
 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AIを活用することのメリットや課題などを知りたい
 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AI活用の可能性を検討したい
 

※シリーズ③は8月に開催予定です。

申込方法

以下のZoomウェビナー登録サイトからお申し込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_OCmji7HIQ7KKr5-sfI8zkw

当日の参加方法

登録が承認されますと、no-reply@zoom.usから件名にセミナー名が含まれている事前登録完了メールが届きます。
メールに記載の 「ウェビナーに参加」をクリックしてご参加ください。
必要に応じて必須情報を入力してください。