Seminarセミナー

受付中

シリーズ「生成AIで変わる教育と学び」⑤

日 時
2025年11月13日 (木) 16:30~18:00(16:20入室開始)
開催方法
Zoomウェビナー
講 師

佐藤 太生 氏(北海道大学法学部3年)
多田 真太朗 氏(北海道大学教育学部4年)
新沼 元気 氏(北海道大学医学部3年)

対 象
高等教育機関関係者(大学院生含む)
参加費
無料
使用言語
日本語
領 域
C:高等教育の動向
備 考
オンデマンド配信あり(北海道大学及び北海道FD・SD協議会加盟校教職員は、視聴可能)
ポスター
ポスターを見る

主催:北海道大学大学院教育推進機構 高等教育研修センター、北海道FD・SD協議会

共催:北海道大学大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター

 ChatGPTが登場し、世間に大きな衝撃を与えてからまだ3年も経っていません。今では、大規模言語モデルを用いた生成AI、そしてそれを用いたサービスが数多く登場しています。全国大学生協連合が調べた結果によれば、大学生の68.2%は生成AIの利用経験があり、その目的は授業や研究、論文・レポート作成が多いようです。また、NTTドコモの調査によると、中学生の生成AI利用率は13.3%と親の9.0%を上回っている状況です。
 大学の授業における利用状況は、どれほどでしょうか。使っていない学生、教員もいると思います。使わない人にとっては、「使わなくても今のところ困っていない」のかもしれません。しかし、もし生成AIの使用者と非使用者で学習成果に差が出るとしたら、それは決して無視できる状況ではないでしょう。
 課題を楽に終わらせたいから、という理由で生成AIを活用する学生ばかりではありません。授業での学びを深めるため、学びの支援のために活用している学生もいます。授業という場において、生成AIはどのように活用できるでしょうか。活用するにしてもしないにしても、その可能性を知らずには判断できません。
 生成AI活用の有無を検討せずに授業を担当できる時期は、もう過ぎています。そこで、授業において生成AIを活用している先生や学生から活用事例をご紹介いただき、皆さん自身の授業について考える機会とするためのウェビナーを開催いたします。

 今回は3名の学生に話題提供いただきます。一人20分ずつの話題提供後、質疑応答を含めたディスカッションを30分行います。

第5回目は以下の3名が話題提供します。

佐藤 太生 北海道大学法学部3年 

ChatGPTをPython(Google Colab)を用いたデータ分析授業で活用し、エラーの原因を特定し解決方法を学んだ。特に、2021年東大-朝日選挙調査データを用いた岸田内閣支持率予測で、欠損値処理やモデル構築の際に役立った。また、NotebookLMを授業資料や自作資料の分析に活用し、自作資料との違いや不足点を確認した。さらに、音声資料を基にポッドキャスト風の復習ツールを作成したほか、マインドマップも作成した。


多田 真太朗 (北海道大学教育学部4年) 

テストがある講義の場合は、レジュメやスライドを生成AIに読み込ませ、解答も含めた予想問題を作成させることで、学習に生かしていた。あるいは逆に、こちらが問題を作成して生成AIに解答を求めて、レジュメやスライドの内容と齟齬が無いかを確認したり、関連する内容にまつわる知識を得たりすることができた。
卒業論文の検討に際しては、「問いを投げかけてほしい」というプロンプトを生成AIに与えることで、対話形式でテーマを焦点化していったり、修士論文への展開や研究に関する留意点などについても、教えてもらうことができた。


新沼 元気 北海道大学医学部3年 

医学部は覚える量が膨大なので、特に試験前などには生成系AIを重宝しております。例えば、授業スライドの要約です。毎回の試験の出題範囲が、スライド1000ページほどであり、いきなりスライドを読もうとすると最後まで終わらなかったり、体系的に学ぶのが難しかったりします。そこでスライド資料を読み込ませ、要約を作ってもらって大枠を把握してから、スライドを使って細部を勉強するということをよくしています。また試験直前期には、確認問題を作ってもらい、それを解くことによって知識が入っているかの最終確認をしています。


このような人にお勧めです 

 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AIを活用している人の実践例を知りたい
 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AIを活用することのメリットや課題などを知りたい
・授業や授業以外の学びにおいて、生成AI活用の可能性を検討したい
 

※シリーズ⑥は12月に開催予定です。

申込方法

以下のZoomウェビナー登録サイトからお申し込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_6oHjMs_dQsOZ-oLeUpaM2Q

当日の参加方法

登録が承認されますと、no-reply@zoom.usから件名にセミナー名が含まれている事前登録完了メールが届きます。
メールに記載の 「ウェビナーに参加」をクリックしてご参加ください。
必要に応じて必須情報を入力してください。