ＴＦ（ティーチング・フェロー）制度は，大学院博士課程の大学院生を対象に大学院教育の一環として，教育能力を高め将来指導的な人材となることを目的として導入された制度です。大学院生は，教員とともに学部教育に参加することによって，自分の専門についてより一層理解を深め，教育の現場において教えることの意義を理解できます。この目的を達成するためには事前の研修が必要であり，北米でもPFF(Preparing Future Faculty)という名称で実施されています。
本学のＴＦに対しては，当該授業科目の担当教員によるオリエンテーションのほかに，事前に教育に関する研修等の修了が義務づけられており，ＴＦ研修会を本機構で実施することになりました。
平成２７年度から，数百名がこの業務に携わっています。このように多数の大学院生が学部教育に参加するにあたって，事前に大学教育の基礎および教育現場で守らなければならない心得を理解していただく必要があるため，本研修会を開催します。

当日の様子