Center’s Note

研修に関する情報源と周知方法

2024年3月26日
山本 堅一

 イベントを開催する機関であれば、どこも参加者集めに悩むと思います。情報が氾濫しているこの時代、いかにしてターゲット層にイベント情報を届けるか、高等教育研修センターでも課題の一つです。

 当センターでは、これまで月1回程度、メールマガジンを発行してきました。内容は、研修センターで実施するイベントの案内などです。メルマガを発行すると、そこから数日間は研修への参加申し込みが増えます。効果があるため、いつも発行のタイミングは考えています。ただし、メルマガの登録者数は2024年3月現在で約2000名と、本学の教員数よりも少ないです。

 そして、当センターの調べ1)によると、研修情報の入手方法として最も多いのは、所属事務からのメールです。研修参加者のおよそ半数は、所属事務からのメールで研修を知っているようです。このこと自体は、特に問題とは思っていません。メールによる案内は、本学の各部局事務と北海道FD・SD協議会の加盟校に対して行っています(ご要望があれば、非加盟校であっても研修の案内を差し上げます)。

 所属事務からのメールが半数を占めるといっても、それは参加した人の情報源であって、メールがどれくらいの人に見られているのかはわかりません。いろいろな方と話していると、研修のことを知らなかったと言われることも度々ありました。メールは毎日大量に届くでしょうから、見逃してしまうこともあると思います。また、メールの件名や本文もさまざまなようです。多くは転送形式だと思います。その場合、件名や本文が目立たなくなってしまう場合もあります。

 現在、当センターでは研修の効果検証のため、過去の研修参加者にインタビュー調査を行っています。その際、研修の案内メールを工夫してはどうかと複数の方からご提案いただきました。たとえば、どのような人に受けてほしいのかや研修名、概要等を本文に載せるなどといったことです。さらに、案内メールを送る窓口部署に対して、研修の効果を示すものを配布し、研修の重要性をアピールするのも良いというご提案もありました。どちらも貴重なご意見で、早速取り組んでいきたいと考えています。

 それから、やはりメールマガジンの登録者を増やすことも、情報を幅広く届ける上で重要です。どうやって登録者を増やすかは思案中ですが、皆様の元に届いたメルマガを同僚に転送していただくか、登録をお勧めしていただけますと、大変助かります。口コミの力は大きいですからね。また、今ここをご覧の方で、当センターのメルマガを購読されていない方は、是非こちらのページからお申し込みいただければと思います。月1回程度の発行なので、しつこいと感じることはないと思います。

 私たちもウェビナー時に登録を促すなど、広報をさらに工夫していきます。また、メルマガの内容をより充実させられるよう頑張ります。

 メルマガへのご意見や広報活動として他に取り組んだ方が良いことなどありましたら、是非とも私たちにお知らせください。

1)研修の申し込みフォームに「本行事はどのように知りましたか?」という質問項目を作り、回答を必須にしています。選択肢は①センターのホームページ、②センター発行のメルマガ、③所属事務からの通知、④メーリングリスト(Tulip等)、⑤ポスター・チラシ、⑥Facebook、⑦口コミ、となります。選択肢毎の割合は、「北大高等教育研修センターがわかる10のデータ」というCenter's Noteの投稿で確認できます。