Center’s Note

「第41回北海道大学教育WS(ワークショップ)
『教育の基礎づくりと異分野交流』に参加して」

2025/1/7
太田 とも美 (学術研究員)

 北海道大学では、大学教育の基礎を学ぶ機会として、1998年から新任教員を対象とした宿泊型研修を実施しています。今年度第41回目は、「教育の基礎づくりと異分野交流」と題して北広島クラッセホテルで開催し、19名が参加しました。本研修は、教育について学ぶにとどまらず、研究領域の異なる同僚教員との交流を通じた人的ネットワークの形成や、本学で教育研究を行っていく上での有益な情報交換の場として活用されています。

 本研修は、本学で教育研究活動をスムーズに行うために知っておきたい情報の提供、及び異分野の教員と交流が行えるようなプログラムで構成されています。

 1日目は高等教育研修センター(CTL)、オープンエデュケーションセンター(OEC)から授業実践方法、ELMS(Moodle)等教育支援システム、オープン教材の紹介がありました。参加者には自身の研究に関する説明スライドの作成という事前課題があり、プログラム内で班ごとに自身の研究紹介とその質疑応答の時間がありました。各自が簡潔かつ明瞭なスライドを基に自身の研究を披露し、それぞれの専門的な視点から議論を深めるなど、異分野交流が深まりました。2日目は、学生総合相談センター(SACC)から「北大における学生相談の現状」と題したワークショップがあり、北大生の特徴や、教員と学生とのコミュニケーションのより望ましいスタイルなども学びました。

 私も理系や医学系の先生の研究紹介を通じて最先端テクノロジーの活用の仕方にも様々あることや、文系の先生からは研究文献収集の大変さと分析手法など、私自身の「英語教育x異文化理解」という範疇外の研究分野から刺激を受けました。参加することによって人脈も広がりましたし、自分の研究にももっと別の視点があることにも気づくことができました。

 交流会では、様々な分野の先生方と趣味や、北海道大学あるいは他の大学・研究機関でのご経験などの面白い話を聞かせて頂き、(研究を離れた話題でも)盛り上り大変充実した時間でした。

第41回教育ワークショップ 集合写真

譚先生含む参加者みなさまと学生総合相談センターから鈴木先生、オープンエデュケーションセンター(OEC)から藤岡先生、杉浦先生、
高等教育研修センターの山本先生、立花先生と。

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