Center’s Note

「授業実践者の基本」コース修了認定者が出ました

2025年4月14日
副センター長 山本 堅一

 北海道大学高等教育研修センターでは、現在3つの研修コースを策定しています(詳細はこちらでご確認いただけます)。昨年度から本格的な運用を始めていますが、「授業実践者の基本」コースの修了認定者第一号が出ました。認定証はデータで送ることを想定していますが、記念すべき第一号認定者には、印刷して手渡ししました。

研修前、副センター長から村上由衣先生へ修了証を授与しました


第一号認定者は、日本医療大学の村上優衣先生です。村上先生のコメントをご紹介します。


Q. なぜコース認定を受けようと思ったのですか。大学で担当している授業などを踏まえた動機を教えてください。

(村上先生)
 大学では、主に小児のリハビリテーションや高次脳機能障害、障がいのある方の就労支援に関する授業を担当しています。学生がより主体的に学べるよう試行錯誤していましたが、より効果的な授業設計や実践について課題を感じていました。また、学生支援や教育支援についても難しいケースを経験することがあり、自身の知識や技術を高めたいと考えていました。授業デザインや教授方法、学生支援など現時点で関心の高いテーマをピンポイントで学ぶこともできますが、より広く学ぶことにより視野が広がると考え、コース認定にも挑戦してみることにしました。

Q. コース認定を取ろうと思ってからどれくらいで取れましたか。研修を受講するためのスケジュール確保の工夫などあれば教えてください。

(村上先生)
 計画を立ててからは一年弱、実際に研修を受け始めてからは9カ月ほどでとることができました。前期の授業がおおむね終了した8月頃より、研修に参加し始めました。人数の少ない内部の打ち合わせ等は、日程を変更していただき、対面の研修会にも参加できました。また、オンラインの研修は午前中開催であっても、参加できることがあり良かったです。

Q. 研修内容は普段の業務に活かせていますか?

(村上先生)
 コースで学んだシラバスの書き方や実践的な手法をもとに、授業設計を見直しました。まずは自身の筆頭科目に関して、学生の主体的な学びを補う方法や、評価の工夫に取り組んでいます。また、コミュニケーションやマネジメントの研修での学びは、日々の仕事や生活においても役立っていると感じています。


日本医療大学の村上優衣先生

 村上先生、第一号認定おめでとうございます。そして、インタビューにご協力いただきありがとうございます。「授業実践者の基本」コース認定証を獲得すると、「教育研究力の開発」コースにも進むことができますので、是非そちらにも挑戦いただきたいですね。

 研修センターでは、より多くの方に認定を受けていただきたいと考えています。皆さまの申請をお待ちしております。

Center's Note一覧