「学び続ける教職員」を支えて10年ー寄せられたお祝いと返信
2026年1月13日
副センター長 山本 堅一
2015年4月に開設した北海道大学高等教育研修センターは、おかげさまで10周年を迎えました。当ウェブサイトで記念コメントを募集し、10名の方からお祝いのコメントをいただきました。皆さま、誠にありがとうございます。本記事で、一つずつ返信つきでご紹介させていただきます。
- 北海道大学高等教育研修センターの設立10周年、誠におめでとうございます。 センターの設立当初より、個人としても所属組織としても、数多くの研修やイベントにおいて大変お世話になってまいりました。北海道内には、北海道大学を除き大規模な大学が少ない中、各大学が独自にFD・SD研修を企画・運営することは決して容易ではありません。そうした状況において、貴センターが他大学にも広く研修の機会を提供されてきたことは、道内の多くの大学・教職員にとって非常に大きな支えとなっており、そのご尽力に深く感謝申し上げます。道内高等教育機関の質的向上に大きく貢献されてきた貴センターの、今後ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。(北海道科学大学 石黒祐介様)
石黒様には、設立当初からたくさんの研修にご参加いただいてきました。また、北海道科学大学からは、たくさんの教職員の方にご参加いただいています。石黒様が学内で紹介してくださっているおかげと存じます。北海道科学大学では、FDSD研修に参加することを推奨していただいているようで、皆さまの教育改善、業務改善にかける本気度が毎度ひしひしと伝わってきます。
- 農学院の英語講義、初回は大講堂で、新型コロナ以降はビデオでの講義でした。英語の教授方法、沢山(160~180名)の、それも農学部全分野の方への講義提供が6年目ですが、出来ているように思えるのは、研修のお陰です。なにより、アクティブ・ラーニングを実施しても時間通りに進めて下さった講師の先生方の教授方法は、学びの宝の山です。最近のAIによる講義法も大変ありがたいです。また、姉妹校での”悩み相談”は、うかつなことが言えないと感じましたが、ハラスメント関係の講義が非常に役立ちました。かつて「大学では、一生懸命研究をして居る後ろ姿を見せることが”教官”の教育法だ!」と聞きましたが、それは自己満足でしょう。教育方法によって、励ましメールを学生さんからいただくことができたのは、私にはセンターの研修の成果だと感じます。(匿名希望)
いただいたコメントから、教育熱心なお気持ちが伝わってきます。私たちは、皆さんの教育改善を支援しているだけですから、学生からコメントが届くのは、実際に実践している先生のご尽力のたまものです。研修講師をしていると、参加者の皆さんの情報交換がとても活発で、良い学びの場になっているといつも感じさせられます。私たちの研修が成功しているのは、参加者の皆さんのおかげです。
- 北海道大学高等教育研修センター設立10周年おめでとうございます! あっという間の10年でしたでしょうか。この間、大変お世話になりました。 世界がどんどん変わる中(コロナ禍を含め)、貴センターには様々なことをご教授いただきました。セミナーのみならずFD関連でも特に山本堅一先生には特段のご高配を賜りました。本当にありがとうございました。貴センターを通じて学ばせていただいた多くのことは歯学教育にも反映させていただいております。 今後ますます変わるであろう教育の大きな流れの中で貴センターの持つ意味合いはますます重要になると思います。貴センターと皆様のご活躍を心より祈念いたしております。(北海道大学大学院歯学研究院歯科矯正学教室 佐藤嘉晃様)
佐藤先生は、いつもご多忙であるにもかかわらず、時間を作って研修にご参加いただいています。歯学部でも非常に熱心にFD活動を継続されており、歯学部生は良い環境で学べていることと思います。ご指摘の通り、時代と共に教育のトレンドや学生の気質なども常に変わっていきますので、私たちも常に学び続けなければなりません。今後も私たちを頼っていただけるよう、気を抜かずに努力し続けたいと思います。
- センターでは、教育の基本に関することから、最近のトレンドまで沢山勉強させてもらいました。さらに英語による講義やプレゼン、メールの書き方の研修まで参加させていただき、本当にありがとうございました!センターで学んだことは、即、実践に応用、活用させてもらっています。10年前には助教でしたが、10年経って教授になりました。これからも教員・研究者としての力量形成に向けて、ジャンジャンお世話になります!(匿名希望)
助教から教授になる10年は、とてもお忙しかったことと思います。そのような中、研修でたくさん学んでいただけたとのお言葉、大変うれしく存じます。研修で学んだことをすぐに応用、活用できるのは、先生の教育者としてのお力があってのことです。これからも学びの場としてセンターをご活用いただけるとのこと、誠にありがとうございます。是非、同僚の方々にも勧めてください。
- 8年前に民間研究所から北大に移ってきた際,わかってはいたつもりでしたが,授業しなければいけないという巨大な壁が立ちはだかりました。北海道大学高等教育研修センターが様々な研修を実施していることを知り,幸いにも札幌キャンパス勤務であったため,可能な限りの研修に参加しました。シラバスという単語すら知らない状態でしたが,多くのことを教えていただき,【教育】についても【研究】しなければいけないことを理解しました。現在,教員としてやっていけているのは高等教育研修センターの皆様のおかげであると感謝しております。 一方,多くの教員は【教育】についてあまり考えずに教育活動に従事しているということはないのか?という懸念も抱いています。センターの理念がより多くの教員に届くことを願っておりますし,できることをやろうと思っています。(水産科学研究院 芳村毅様)
芳村先生、出会った最初の頃から覚えております。教育について学んでいないから、いろいろなことを学びたいという姿勢で、さまざまな研修にご参加いただきました。多様な学生を教育し、未来を担う人材として世に送り出す私たちの責任はとても大きく、プレッシャーを感じますよね。私たちは一人でも多くの教員を支援したいと考えています。芳村先生にもご協力いただけるのであれば、心強いものです。
- このたびは、貴センターの設立10周年、誠におめでとうございます。 研修会では、関心のあるさまざまなテーマが取り上げられ、常に新たな学びや気づきを得ることができました。また、内容も非常にわかりやすく、授業にすぐ活かせるものが多く、大変有意義でした。特にコロナ禍においては、オンライン形式での研修を多数ご用意くださり、困難な時期にも学びを止めることなく参加できたことに、深く感謝しております。さらに、これほどまでに充実した内容を、10年にわたり継続的にご提供いただいていることに、改めて心より感謝申し上げます。 今後も引き続き、研修などに参加させていただければと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。(匿名希望)
コロナ禍は本当に大変な時期でしたが、新たな学びや成果が得られた時期でもあります。ICTを活用した教育方法は、コロナ禍で一気に加速しました。今では生成AIが大きな課題として突きつけられています。私たちセンターだけではなく、学内外の皆さまの協力を得ながら、これからも学生のためになる教育を一緒に考えられる機会を提供し続けて参ります。
- 研修に参加させて頂いたお礼と感謝の気持ちを込めてコメントします。「ルーブリック作成」と「授業を構造化する」講座に参加しました。 いずれも、すぐに実践できる内容で、とても満足です。 「ルーブリック」は早速講義で配布して使っています。学生さんから質問や意見をもらって、少しずつ見直しています。講座終了後にシェアして頂いた他の方のルーブリックがとても参考になりました。 「授業の構造化」については次のクオーターで試してみて、ブラッシュアップしたいと考えています。 研修のおかげで、不完全でも、たたき台のつもりで、まずは作ってみて、実践するという良い機会になりました。研修がなければ、宿題を考える時間も取らず、現状維持に甘んじていたと思います。 北大の博士課程に在籍していた時(~2021年)に高等教育研修センターを知りました。 その後、メールマガジンを見て講座内容と日程をチェックしつつ、日程が合うものに参加しました。 なかなか日程が合いませんが、研修には大変興味を持っています…。 勤務先(手稲区)ではなく、北大に出向いて研修が受けられるのも魅力に感じています。 研修だけに集中することができ、同じ課題に興味を持つ参加者からもたくさんの学びがあります。身内ではない気楽さもあります。 山本先生の説明の至ることろに授業に対する情熱が感じられ、いつも密かに刺激を受けています。 設立10周年、おめでとうございます。 これからも、研修やイベントを楽しみにしています。 ありがとうございました!!ますますのご発展をお祈りします。(匿名希望)
大学院在学中にセンターのことを知り、就職後すぐに研修にご参加いただいたのでしょうか。教育はこれで良しというゴールに到達することはなく、常に改善し続けることができると思います。研究やその他業務もあるため、時間との闘いにもなります。一人だとついつい後回しにしてしまうこともあると思うので、研修という場をぜひご活用ください。研修で参加者同士が名刺交換している様子を見ていると、とても嬉しい気持ちになります。都合がつくときで構いません。これからもどうぞお気軽にお越しください。
- 私が教員になったのが2014年で,高等教育研修センターの立ち上げとほぼ同じ時期かと思います。いちばん最初に受講した新任教員研修でのグループワーク企画の魅力に触れ,以後多くの研修に参加してきました。教育に関するトレーニングを受けたことがなかったため,教育法を専門とする先生方から,最新の教育法を学ぶことはとても意義あるものでした。自分の授業に学んだことを実際に取り入れたところ,学生の反応がとても良く,アンケート結果を見ても概ね満足の行く教育を提供できると思います。それに加えて,教育に時間を取られすぎることがないよう,効率的な授業の準備・組み立て・評価の仕方を学べています。生成AI研修等,ハンズオントレーニングも非常に役に立つものですので,今後も様々な研修に参加して教育スキルを向上させて行きたいと思います。 個人的には他部局の先生方,特に外国人の先生方と共に研修を行い,ネットワーキングを広められるような機会があれば良いなと思っています。 10周年,おめでとうございます。スタッフの皆様,今後もお世話になりますが,どうぞよろしくお願い致します。(獣医学研究院 青島 圭佑)
青島先生、新任教員の宿泊研修から長い間お世話になっています。教育はいくらでも時間をかけることができるので、効率的なやり方と時間管理が重要ですね。当センターが先生の教育実践にお役に立てているようで、大変うれしく存じます。ネットワーキングを広める機会の提供には、私たちも関心を持っています。皆さまのご要望を伺いながら、これからもご参加いただけるような研修を企画して参ります。
- 10周年おめでとうございます。私は2015年当時大学2年生でした。所属していた学生団体(HCVP)に新任教員向けキャンパスツアーをご依頼いただいた縁からはじまり、センターでアルバイト(短期支援員)をさせていただいたこともありました。(出勤時、山本先生から海外出張お土産のお菓子をいただいて嬉しかったのが印象に残っています。) 学生時代からお世話になっていたこのセンターで、現在は大学教員として研修を受ける立場になり、大変感慨深いです。企業や研究所ではなく、大学で研究することを選んだからには、教育も大切にしていきたいと思っています。これからも研修を通してたくさん学び続けたいです。どうぞよろしくお願いいたします。(北海道大学大学院工学研究院 岩井愛)
学部生からセンターとお付き合いいただいている方はなかなかいません。岩井さんにはセンターのポスター作成アルバイト、私の授業ではTA、そしてプレFD授業「大学教員養成講座」の受講と、立場を変えて常に関わっていただきましたね。そんな岩井さんが助教として北大に勤めることになったときは、私もセンターのスタッフも大変喜びました。今後は教員として、当センターを大いに活用してください。
- 10周年おめでとうございます。 英語での授業実施に関する研修や、「Developing Intercultural Communication Competencies in Education」に関するプログラムを受講したことで、私の教育実践に対する意識は大きく変わりました。英語による授業を成功させるためには、語学力のみならず、効果的な教授法、そして多様な価値観を受け入れる姿勢という三つの要素が密接に関係していることを、改めて実感しました。特に、英語で教える(EMI:English-Medium Instruction)ための研修は他ではあまり見られず、実践的かつ有益な学びの機会となりました。また、シラバス作成や学修評価に関する研修も、日々の授業改善に直結する非常に実用的な内容でした。これらの研修で学んだ、高等教育における基本的かつ本質的な視点を土台にしながら、生成AIや翻訳AIの活用が進む現在の教育においても、学位授与方針(Diploma Policy:DP)の達成に資する授業とは何か、学生にとって価値ある学びとは何かを、教員として継続的に問い続けることができています。これは決して一人で授業の工夫をしていたらできなかったことだと思います。高等教育研修センターでの研修参加を通して得られたネットワークにより、実践や悩みを相談できる場があることも、私にとって大きな支えとなっています。 今後とも充実した研修の提供を通じてネットワーキング構築の最先端であり続けてほしいと思います。(北海道教育大学 非常勤講師 太田とも美)
太田さんには、研修講師としてもお世話になっています。太田さんファンの教職員はたくさんいるようですし、研修はいつも好評です。研修はネットワークを作る場であるというのは、本当にその通りだと思います。当センターの研修参加者は、いつも良い学びの雰囲気を作ってくれます。研修講師として研修がやりやすく、またこの上ない幸せですね。
20周年でもたくさんお祝いしていただけるよう、これまで以上に皆さんの支援をしていく所存です。今後とも高等教育研修センターをよろしくお願いします。
