- 日 時
- 2017年08月09日 (水) 14時00分~15時30分
- 開催場所
- 北海道大学高等教育推進機構S講義棟S5講義室
終了しました
昨年4月に障害者差別解消法が施行され,国立大学において,高等教育における障害のある学生の支援が義務化されました。
障害のある学生に対する支援には,個々の障害の状況に応じておこなう合理的配慮だけでなく,事前に学びやすい環境を整備しておくことが大切になります。環境と聞くと,多くの方は施設環境のようなハード面を思い浮かべるかもしれませんが,人とのかかわりのようなソフト面の改善も必要です。また,修学上の環境調整として,講義や演習などの改善が最も重要であると考えられます。
最近,ものづくりにおいて,ユニバーサルデザインという用語がよく使われるようになってきました。誰もが使いやすいように配慮された施設・設備や生活用品などのデザインのことです。例えば,ディズニーランドのアトラクションは,ユニバーサルデザインの考え方を積極的に取り入れ,誰もが楽しめるように音(聴覚),振動や風(触覚),光や配色(視覚),匂い(嗅覚)など,様々な感覚を刺激するアトラクションを企画しています。
ディズニーランドのアトラクションのようにはいかないまでも,ちょっとした配慮や工夫によって,もしかすると障害のある学生を含むより多くの学生が学びやすくなる講義や演習がデザインできるかもしれません。
そこで,今回の演題を「円滑な講義・演習のための高等教育における学びのユニバーサルデザイン」としました。誰もが学びやすい講義や演習を実践するためのヒントが提供できればと思っています。
主催:北海道大学特別修学支援室
共催:北海道大学高等教育研修センター
平成29年8月9日(水) 14:00~15:30
北海道大学高等教育推進機構 S講義棟S5講義室
(札幌市北区北17条西8丁目)
全国の高等教育機関関係者
70名程度(申し込み先着順)
13:30 受付開始
14:00 開会挨拶
14:05 講演会「円滑な講義・演習のための高等教育における学びのユニバーサルデザイン」
北海道教育大学大学院教育学研究科 川俣智路准教授
15:30 閉会