残念なことに，全国の大学においてさまざまなハラスメント問題が生じており，その対策が急がれています。自分では「そんなつもりじゃなかった」「他の学生にも行っている指導の一環だった」と思っていても，相手にどう受け取られるかが問題になります。
そこで，高等教育研修センターでは，ハラスメント相談室と協力して今後いくつかの種類の研修会を開催することにしました。今回のご案内は，少人数でディスカッションを中心とする研修会となります。テーマは「教員－学生間のハラスメント」とし，今年度は別のテーマでもう１回，来年度以降は年間４回シリーズの研修とする予定です。大学の文脈でハラスメント相談員の視点からみた北海道大学のキャンパス・ハラスメントの現状と予防策を発信していただく機会にします。
第1回目となる今回は，教員－学生間で起こりやすい問題を取り上げ，特に学生指導における教員の要注意言動についてお話いただきます。研修の後半は参加者の困り感を共有し，そのニーズから次回の研修テーマを決めます。
今回は教員を対象とし，事務職員対象は別の機会を設ける予定です。

日時

平成30年12月17日（月）18：00〜19：30

場所

北海道大学情報教育館3階スタジオ型研修室
（札幌市北区北17条西8丁目）

講師

李　明憙 氏（ハラスメント相談室専門相談員・臨床心理士）
名古屋大学大学院教育発達科学研究科，心理発達科学専攻精神発達臨床科学講座において博士後期課程単位取得満期退学し，名古屋大学学生相談総合センター・同大学ハラスメント相談センター相談員を経て，2018年6月より現職。専門は，ハラスメント相談・学生相談・発達障害。

対象

北海道大学に所属し，学生指導に携わっている教員

定員

25名（申し込み先着順）

ポスター

ハラスメント防止研修会ポスター

当日の様子