Seminarセミナー

終了しました

シリーズ「生成AIと教育研究活動」④

日 時
2024年8月29日 (木) 11:00~12:00
開催方法
Zoomウェビナー
講 師

裡 しゃりふ氏(北見工業大学工学部機械電気系 教授)
三原 弘氏(札幌医科大学医療人育成センター 准教授)

対 象
高等教育機関関係者(大学院生含む)
定 員
300名
使用言語
日本語
備 考
領域C:高等教育の動向
ポスター
ポスターを見る

共催:北海道大学オープンエデュケーションセンター

 ChatGPTを始めとする生成AIについて、大学教員の皆さんはどのように捉えているでしょうか。「まだまだ授業レポートに使えるレベルにないから、特に心配していない」という声は案外耳にします。
 大学生が卒業後に行く社会では、既に多くの分野で生成AIが活用されています。たとえ正確でない部分があるとしても、大学生のうちに正しい付き合い方を身につけるべきではないでしょうか。また、私たち教職員も、日進月歩で進化する生成AIについて、いつまでも無視することはできません。
 そこで、大学の教職員は生成AIを教育や研究活動等でどのように使っているのか、身近な例から学んでいきましょう。私たちが知らないことを、学生に教えることはできません。活用例を聞き、自分で実際に使ってみて、良いところや課題を探しましょう。
 シリーズは6回実施予定で、1回につき、2名の方に話題提供いただきます。一人20分ずつの話題提供後、質疑応答を含めたディスカッションを20分行います。
 第四回目は北見工業大学・札幌医科大学のお二人に話題提供頂きます。

裡 しゃりふ氏(北見工業大学工学部機械電気系 教授)

 問題を解決しようとするとき、私たちはすべてを知っているわけではありません。生成AI は、問題を解決するために必要な知識を私たちに提供することができる。本講演では、設計および製造に関する問題を解決するために、生成Alを通じて知識を得るためにどのように質問をすればよいかについて述べる。事例等踏まえ、生成AlのツールであるGPT4の使い方について紹介する。

三原 弘氏(札幌医科大学医療人育成センター 准教授)

 講演者は医療者教育におけるコミュニケーション、臨床推論、治療方針の訓練にChatGPTを活用している。特に、ChatGPTは患者役、医師役、トレーナーとしての役割を演じることができ、実践に近い模擬的訓練環境を提供する。他には、多職種連携の重要性を認識し、模擬的な臨床経験を増加させることで教育の質を向上させうる。今後の課題としては、評価やフィードバックの質の担保、使用する端末やChatGPTのバージョン選定、予算の確保方法などが挙げられる。これらの課題に対処することで、より効果的な教育ツールとしてChatGPTを活用していくことが期待される。

申込方法

以下のZoomウェビナー登録サイトからお申し込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_uS_YLK0rTWSPvKxO5kxXaw

当日の参加方法

登録が承認されますと、no-reply@zoom.usから件名にセミナー名が含まれている事前登録完了メールが届きます。
メールに記載の 「ウェビナーに参加」をクリックしてご参加ください。
必要に応じて必須情報を入力してください。


※シリーズ⑤は9月に開催予定です。

当日の様子