Seminarセミナー

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シリーズ「生成AIで変わる教育と学び」①

日 時
2025年6月2日 (月) 13:00~14:00(12:50入室開始)
開催方法
Zoomウェビナー
講 師

朴 炫貞氏(北海道大学大学院教育推進機構 CoSTEP特任講師)
山本 堅一 (北海道大学大学院教育推進機構准教授)

対 象
高等教育機関関係者(大学院生含む)
参加費
無料
使用言語
日本語
領 域
C:高等教育の動向
備 考
オンデマンド配信あり(北海道大学及び北海道FD・SD協議会加盟校教職員は、視聴可能)
ポスター
ポスターを見る

主催:北海道大学大学院教育推進機構 高等教育研修センター、北海道FD・SD協議会

共催:北海道大学大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター

 ChatGPTが登場し、世間に大きな衝撃を与えてからまだ3年も経っていません。今では、大規模言語モデルを用いた生成AI、そしてそれを用いたサービスが数多く登場しています。全国大学生協連合が調べた結果によれば、大学生の68.2%は生成AIの利用経験があり、その目的は授業や研究、論文・レポート作成が多いようです。また、NTTドコモの調査によると、中学生の生成AI利用率は13.3%と親の9.0%を上回っている状況です。
 大学の授業における利用状況は、どれほどでしょうか。使っていない学生、教員もいると思います。使わない人にとっては、「使わなくても今のところ困っていない」のかもしれません。しかし、もし生成AIの使用者と非使用者で学習成果に差が出るとしたら、それは決して無視できる状況ではないでしょう。
 課題を楽に終わらせたいから、という理由で生成AIを活用する学生ばかりではありません。授業での学びを深めるため、学びの支援のために活用している学生もいます。授業という場において、生成AIはどのように活用できるでしょうか。活用するにしてもしないにしても、その可能性を知らずには判断できません。
 生成AI活用の有無を検討せずに授業を担当できる時期は、もう過ぎています。そこで、授業において生成AIを活用している先生や学生から活用事例をご紹介いただき、皆さん自身の授業について考える機会とするためのウェビナーを開催いたします。

 1回につき、2名の方に話題提供いただきます。一人20分ずつの話題提供後、質疑応答を含めたディスカッションを20分行います。

第1回目は以下の2名が話題提供します。

朴 炫貞氏(北海道大学大学院教育推進機構 CoSTEP特任講師

 実際に画像生成AI技術を用いてプロムプトを入力し、制作する流れを体験したあと、体験してみたAI技術に関する倫理的問題を考える場を設けます。AIが生み出す差別やクリエイターに対する権利などについて一緒に問いかけることで、未来に向けて現在立ち止まって考える問題を可視化します。


山本 堅一 (北海道大学大学院教育推進機構准教授)

 大人数の講義科目において、受講生に生成AIの活用を促しています。具体的には、授業で提示する参考文献(英語論文)を生成AIで日本語要約させてから読むことを勧めたり、授業で配布しているレジュメをNotebookLMに読み込ませ、理解度確認テストなどを作らせたりです。授業の最終課題であるレポート作成での活用については、正直悩んでいます。レポートフィードバック用のGPTsを作りましたが、公開して使ってもらうかどうか決めかねており、参加者の皆さんと議論したいところです。
 授業の最後にアンケートを取り、どれくらいの受講生が実際に生成AIを活用したか確認しました。その結果なども共有します。


このような人にお勧めです 

 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AIを活用している人の実践例を知りたい
 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AIを活用することのメリットや課題などを知りたい
 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AI活用の可能性を検討したい
 

※シリーズ②は7月に開催予定です。

申込方法

以下のZoomウェビナー登録サイトからお申し込みください。

当日の参加方法

登録が承認されますと、no-reply@zoom.usから件名にセミナー名が含まれている事前登録完了メールが届きます。
メールに記載の 「ウェビナーに参加」をクリックしてご参加ください。
必要に応じて必須情報を入力してください。

当日の様子