- 日 時
- 2025年6月30日 (月) 16:00~17:15(15:50 入室開始)
- 開催方法
- Zoomウェビナー
- 講 師
立花 優(北海道大学大学院教育推進機構特任准教授)
- 対 象
- 高等教育機関に所属する教職員
- 参加費
- 無料
- 使用言語
- 日本語
- 領 域
- C:高等教育の動向
- ポスター
- ポスターを見る
主催:北海道大学大学院教育推進機構 高等教育研修センター、北海道FD・SD協議会
終了しました

立花 優(北海道大学大学院教育推進機構特任准教授)
主催:北海道大学大学院教育推進機構 高等教育研修センター、北海道FD・SD協議会
2022年冬以降、ChatGPTをはじめとする生成AIの急速な普及に伴い、大学教育のさまざまな局面において、生成AIとどう向き合うかが、避けて通れない重要な課題として浮上しています。こうした議論では、「学生に対して生成AIを使用禁止とすべきか、あるいは使わせるべきか」という点に注意が向けられがちです。しかし、むしろ必要なのは、教育者自身が生成AIを教育設計の中にどのように位置づけ、自らの授業やカリキュラムにどのように融合させるかという“主体の転換”です。こうした視点に立ち、北海道大学高等教育研修センターでは主に高等教育機関関係者向けに、生成AIに関する連続ハンズオン研修と、その導入的位置づけの講演会をパッケージ研修として企画しました。
パッケージ研修の導入セッションとなる本講演では、最新の生成AI技術・サービスの教育的可能性と限界を示した上で、「排除か、設計か」という問いを切り口に、教育者に求められる視点の転換――すなわち、段階別活用、目的別設計、学生のAIリテラシー育成といった具体的な教育再設計の方向性を提示します。
また本講演は、続く3種のハンズオン研修(1:MyGPT設計、2:NotebookLM活用、3:Deep Research時代への対応)への導入的な役割も担っています。単なる情報提供にとどまらず、「教育者として生成AIをどう捉え、どう活用すべきか」を具体的に考えるきっかけとなることを目的としています。
なお、このパッケージ研修は、「AIを必ず授業に導入すること」を推奨することが目的ではありません。むしろ、「生成AIの進化を前提とした授業の再設計とは何か」を問い直すことにあります。研修受講の結果として「導入しない」という判断に至った場合でも、それが再設計という視点に立脚している限り、この研修が目指す成果の一つと考えます。
・生成AIを授業に取り入れたいと考えている
・学内の生成AIガイドラインを策定したい
・最近の生成AI関連の情報について知っておきたい
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