Seminarセミナー

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シリーズ「生成AIで変わる教育と学び」③

日 時
2025年8月5日 (火) 16:00~17:30(15:50入室開始)
開催方法
Zoomウェビナー
講 師

小野寺 奏水氏(北海道大学総合教育部1年生)
佐藤 達之氏(北海道大学理学院博士課程1年生)
松下 廉氏(北海道大学医学部6年生)

対 象
高等教育機関関係者(大学院生含む)
参加費
無料
使用言語
日本語
領 域
C:高等教育の動向
備 考
オンデマンド配信あり(北海道大学及び北海道FD・SD協議会加盟校教職員は、視聴可能)
ポスター
ポスターを見る

主催:北海道大学大学院教育推進機構 高等教育研修センター、北海道FD・SD協議会

共催:北海道大学大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター

 ChatGPTが登場し、世間に大きな衝撃を与えてからまだ3年も経っていません。今では、大規模言語モデルを用いた生成AI、そしてそれを用いたサービスが数多く登場しています。全国大学生協連合が調べた結果によれば、大学生の68.2%は生成AIの利用経験があり、その目的は授業や研究、論文・レポート作成が多いようです。また、NTTドコモの調査によると、中学生の生成AI利用率は13.3%と親の9.0%を上回っている状況です。
 大学の授業における利用状況は、どれほどでしょうか。使っていない学生、教員もいると思います。使わない人にとっては、「使わなくても今のところ困っていない」のかもしれません。しかし、もし生成AIの使用者と非使用者で学習成果に差が出るとしたら、それは決して無視できる状況ではないでしょう。
 課題を楽に終わらせたいから、という理由で生成AIを活用する学生ばかりではありません。授業での学びを深めるため、学びの支援のために活用している学生もいます。授業という場において、生成AIはどのように活用できるでしょうか。活用するにしてもしないにしても、その可能性を知らずには判断できません。
 生成AI活用の有無を検討せずに授業を担当できる時期は、もう過ぎています。そこで、授業において生成AIを活用している先生や学生から活用事例をご紹介いただき、皆さん自身の授業について考える機会とするためのウェビナーを開催いたします。

 今回は3名の学生に話題提供いただきます。一人20分ずつの話題提供後、質疑応答を含めたディスカッションを30分行います。

第3回目は以下の3名が話題提供します。

小野寺 奏水 氏(北海道大学総合教育部1年生)

私は生成AIを、単なる効率化の道具としてではなく、思考を深めるパートナーとして捉えています。また、特性や目的に応じて使い分けることで生成AIの能力を最大限引き出すよう努めています。ChatGPTは対話によるブレーンストーミングや構成の整理、Geminiは調査・要約・スライド作成の支援に活用しています。NotebookLMは学習資料の要約や予想問題の作成に役立てています。また、これらを組み合わせることで、より深い学びと相乗効果を生み出す工夫も行っています。


佐藤 達之氏(北海道大学理学院博士課程1年生)

インプットとアウトプットそれぞれの場面で使用しています。
インプットにあたっては、哲学の論文と医学系論文を読むことが多いので、全体の内容の把握や理解できない部分の解説を ChatGPTにお願いすることが多いです。また、特に英語の構文の解説を多用しています。また最近は、論文を見つける精度も上がってきたので、関連する論文を検索するのにも使用しています。
アウトプットにあたっては、書いた原稿を提示して、「この議論の妥当性について論じてください」や、ブレインストーミング的にグチャグチャとメモしたものを、そのままChatGPTに投げて、そこから「これを整理してください」とか「論文形式にする場合はどのような流れがいいと思いますか」と言った形で、思考をまとめる補助をしてもらうことが多いです。


松下 廉 (北海道大学医学部6年生)

医学部での学習において、生成AIを主には2つの場面で活用しています。1つは国家試験対策で、自作の動画教材メーカーに生成AIを取り入れ、難解な知識を解説動画化したり、国家試験の問題をLLMで要約させ、覚えるべきポイントを効率的に把握したりしています。もう1つは実習での論文読解や発表準備で、要約や構成の助言を求めながら、スライド作成やプレゼン内容のブラッシュアップに活用しています。その他にも様々な場面で日常的に生成AIを活用しています。


このような人にお勧めです 

 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AIを活用している人の実践例を知りたい
 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AIを活用することのメリットや課題などを知りたい
 ・授業や授業以外の学びにおいて、生成AI活用の可能性を検討したい
 

※シリーズ④は910月に開催予定です。

申込方法

以下のZoomウェビナー登録サイトからお申し込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_Dat1cAwoR7-mm8wsFDxiMg

当日の参加方法

登録が承認されますと、no-reply@zoom.usから件名にセミナー名が含まれている事前登録完了メールが届きます。
メールに記載の 「ウェビナーに参加」をクリックしてご参加ください。
必要に応じて必須情報を入力してください。

当日の様子