ラーニングサポート室は、総合入試制度導入当初から学生支援を続けており、2024年度は進路・履修相談として約1,200件、学習相談として約1,600件にのぼる学生対応を行いました。
　本研修では、学生支援の最前線の一つであるラーニングサポート室から、実際の相談内容をもとに、現在の北大生が直面する修学・学習の現状と課題を共有します。教職員の皆さまには、1年生がどのような環境で学び、各学部・学科部局へ移行・分属しているのかを知る機会としていただければ幸いです。
　また、移行・分属後の学生の状況については、各部局の皆さまの知見が不可欠です。研修の最後には質疑応答の時間を確保しておりますので、ぜひ皆さまのご意見をお聞かせください。学生支援のさらなる充実に向けて、共に考える場となれば幸いです。

　学生相談総合センターは、学内において修学支援を含む学生相談の中心を担う学内共同施設です。北大生の人間形成の促進と大学全体の教育・研究の発展に寄与することを目的としており、なんでも相談のできる学生相談室、修学支援を望む人をサポートするアクセシビリティ支援室、北大で勉強している留学生や海外留学をする北大生などの相談に応じる留学生相談室、さらに北大生が学生目線で他の北大生をサポートするピアサポートユニットが、北大生の学生生活を積極的に支援しています。　
　日々の学生対応を通じて見えてきた北大生の現状について、学生相談室・アクセシビリティ支援室・留学生相談室の各室が具体的な事例を交えながらご紹介いたします。