学生との信頼関係を育むコミュニケーション

－アカデミック・ハラスメント防止のための実践的アプローチ－

日　時: 2025年9月30日 (火)　16:00～17:00（15:50入室開始）

開催方法: Zoomウェビナー

講　師: 佐藤直弘氏（北海道大学ハラスメント相談室専門相談員）

対　象: 高等教育機関に所属する教職員（大学院生含む）

参加費: 無料

使用言語: 日本語

領　域: E：マネジメント

備　考: オンデマンド配信あり（北海道大学及び北海道FD・SD協議会加盟校教職員は、視聴可能）

ポスター: ポスターを見る

主催：北海道大学大学院教育推進機構　高等教育研修センター、北海道FD・SD協議会

北海道大学高等教育研修センターでは、本学のハラスメント相談室等と協力しながら、ハラスメントを予防し、働きやすい職場を作るためのさまざまな研修を毎年度開催しています。今年度も、ハラスメント相談室の佐藤相談員を講師に招き、以下の通り研修を実施いたします。

アカデミック・ハラスメントに関する相談の中で、学生から、「先生を信頼できない」「指導教員が信じられなくなった」といった声が寄せられることがあります。こうした声は、教員と学生の間に信頼関係が築かれていないことの表れであり、アカデミック・ハラスメントのリスクを高める要因にもなり得ます。一方で、信頼関係がしっかりと築かれていれば、学生は安心して自分の考えや気持ちを教員に伝えることができるようになり、その結果、教員もハラスメントの芽を早期に察知し、未然に防ぐことが可能になります。このように、教員が学生との信頼関係を築き、それを維持することは、アカデミック・ハラスメントの防止において極めて重要です。

本研修では、「信頼」をキーワードに、信頼に影響を与える3つの要素―能力（Ability）、善良さ（Benevolence）、誠実さ（Integrity）―に着目した ABIモデルの知見を参照しながら、教員がどのようなコミュニケーションを通じて学生との信頼関係を育んでいくのかを、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。